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NEWS (LOG)

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カテゴリ イベント 日付 2009/12/01 閲覧数 1678
タイトル [開発レポート]「Runaway」デザイナーインタビュー
「Alliance of Valiant Arms」運営チームです。

次期アップデートで実装予定の新ゲームモード「Runaway」について、
開発元である韓国Redduck社のレベルデザイナーにインタビューを行いました。
その模様を掲載いたします。

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インタビュアー:ゲームマスター(以下「GM」)
アンサー:レベルデザイナー(以下「LD」)

※レベルデザイナーとは「Alliance of Valiant Arms」のマップデザインを行う専門の
 スタッフのことを言います。



■奪取ミッション新マップ「Runaway」

GM: こんにちは。日本のプレイヤーの皆さんに簡単な自己紹介をお願い致します。

LD: こんにちは。「Storm Blitz」と「Dual Sight」に続き約1年ぶりに「Runaway」という
マップで皆さんにお目にかかります。

既にご存知かもしれませんが、
今回リリースする「Runaway」は奪取ミッションマップとなります。

■従来の奪取ミッションの問題点

GM: 「Runaway」を企画したきっかけなど教えて下さい。

LD:従来の奪取ミッションマップに「Break Out」がありますが、
私はこのマップやルールが皆さんを夢中にする程の面白さが無い事がずっと気がかりでした。
どうすれば奪取ミッションを面白くできるのか? 問題点は何なのか? その事に対して
スタッフ全員が悩みました。

既存の奪取ミッションの問題点として考えられたのは以下の2点です。

問題点.1
そもそも重要なオブジェクトである「スーツーケース型戦術核」の奪取が非常に難しい点。

ご存知の通り、「Break Out」の核オブジェクトはディフェンス側の陣地の奥深くにあります。
これを奪取する過程で壮絶な遭遇戦が発生し、場合によってはどちらかが全滅します。

「オブジェクトを奪取して脱出する」という勝利条件が満たされる事は稀であり、
これでは殲滅ミッションとあまり変わりません。
 
またディフェンス側が金庫付近にキャンプしてしまうと手も足も出ない事があります。
これはつまり地形がディフェンス側に有利に働きすぎているのです。

問題点.2
脱出ルートが1本だけなので、防御側の待ち伏せに弱い点。

ようやく核オブジェクトを奪取しても、ラストの脱出ルートが1本に限定され、
金庫を破って警報が鳴ると同時に先回りされてしまい簡単に阻止されていました。

これらの問題点を解消すべく、「Runaway」では核オブジェクトの奪取を容易にしました。
また、脱出ルートを2本にする事で脱出経路を予測しづらくしました。

■「Runaway」のシナリオ

GM:「Runaway」のシナリオはどうなるんでしょうか?

LD:シナリオは次のようになります。

2008年8月初めにフランス国境を越え、NRFに占領されているドイツ内陸部に向かって
進撃を続けるEU南部方面軍は、ドイツ ルール地域の小都市ヴァットヴィル市の北側に
橋頭堡を構築して、ハンブルグ奪回の進撃を準備していました。



ハンブルグ南部を防御するNRF軍は、ハノーバーとハンブルグ地域に集結しつつある
EU軍の意図を察して、ヴァットヴィル市の北西にあるエデルダムを爆破し、
ルール工業地帯への電力供給をストップさせ、かつ川下流のEU軍の橋頭堡を水没させる
作戦を構想します。

迅速な作戦展開のために、「Break out」作戦時に残しておいた余分の核爆弾を
エデルデムの内部の水力発電プラントに秘密裏に移送しますが、この動きは
EU軍諜報部隊に漏洩してしまいます。

EU軍は川下流の部隊に待避命令を下しますが、大軍が高地に移動するには時間が掛かり、
NRF軍の作戦開始までに間に合わないと判断されます。

そこで、戦術核を奪取しダムの破壊を阻止すべく、EU軍諜報部は「BreakOut」作戦で
活躍した特殊部隊に出撃命令が下される…というシナリオです。

■マップに用意された数々の仕掛け

GM:「Runaway」のコンセプトは何ですか?

LD:マップの基本コンセプトは複雑な構造を持つ水力発電所です。
隔壁やドアで幾重にも区切られた複雑なマップをデザインしてみたかったのです。
それと、奪取ミッションをより面白くするためルールを変更しました。

簡単に説明しますと、核オブジェクトの獲得は非常に簡単になっていますので、
EU軍は開始後すぐにオブジェクトを奪取する事ができるでしょう。
一方、ディフェンスのNRF側は脱出地点が2つになった事で、従来の奪取ミッションに
比べて拠点防御が困難になります。



それらに加えて用意された2つのゲートの存在が試合の流れを変える事になります。

ゲートはEU側のみ開放する事ができますが、直接ゲートの近くで開ける方法と、
マップ中央の管制室から遠隔操作で開放する方法の2つがあります。
どちらを選んでもNRF軍にゲートが開放された事は通知されますが、核運搬者の動向を
知る為には管制室も見張っていなければなりません。

ゲートを開放するタイミング、ゲート管制室を巡る攻防など、これまでの奪取ミッションには
無かった要素を加味しました。

■おすすめの戦術

GM:「Runaway」をプレイする上で抑えておきたい戦術などを教えて下さい。

LD:そうですね大体こんな感じでしょうか。

NRF側は、核オブジェクトを取らせないように動くのか、それとも核オブジェクトは取らせて
相手の動きを見ながら対応するのかを決めた方が良いと思います。
核オブジェクトを取らせない戦術を採る場合には核オブジェクトにラッシュを掛ける必要が
あります。

また、核オブジェクトが本来の場所にあるか? 持ち去られたか? としたらどこにあるのか?
それらをよく把握すれば試合の主導権を握る事ができます。

逆に、中途半端に脱出ポイント付近を守る作戦はあまり有効ではありません。
脱出ポイントを選ぶのはEU軍ですので、戦術が後手後手に回ってしまう可能性があります。



EU側も核オブジェクトを先に獲得してしまうのか、それとも敵殲滅を優先して敵兵が減った
段階で安全に輸送するのかを決めなければなりません。
また、ゲートのどちらをどのタイミングで開けるのか? 誰が開けるのかなどを考慮する必要が
あります。更に脱出ポイントが2つありますので、敵兵の虚を突いて駆け込む必要があります。

あ、それとマップのどこかに人が侵入した時だけ明かりがつく部屋があります。
そういった細かい環境の変化も見逃さないようにして下さい。

GM:最後に日本のプレイヤーに一言お願いします。

LD:「Alliance of Valiant Arms」を愛して下さっている日本の皆さんに
心より感謝を申し上げます。

今回画リリースされる「Runaway」は特に悩みながら制作されたマップですので、
このマップを通じて奪取ミッションがより愛されるゲームモードになる事を祈っています。

これからも皆さんを夢中にさせ、愛されるマップを企画していきます。
ありがとうございました。

GM:本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

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「Alliance of Valiant Arms」運営チーム



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