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カテゴリ アップデート 日付 2012/04/19 閲覧数 4719
タイトル [開発レポート]「ASLAN」開発者インタビュー


「Alliance of Valiant Arms」運営チームです。

毎年恒例として定着してきた大型アップデートトリロジー（3部作）ですが、
今年の大型連休は、機能改善アップデート「システムエボリューション」を含む3つのマップで
みなさんに楽しんでいただこうと思います。

今回はトリロジーの第1弾である爆破マップ「ASLAN」について、
開発元である韓国Redduck社のレベルデザイナーとアートデザイナーにインタビューを行いました。
ここではその模様を掲載いたします。

「ASLAN」の開発秘話や攻略法、さらにコンテンツをより楽しむ方法などをインタビューを通じて
掘り下げていきたいと思います。

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インタビュアー ： ゲームマスター（以下[GM]）
回答者 ： レベルデザイナー（以下[LD]）、アートデザイナー（以下[AD]）

※レベルデザイナーとはマップの構造デザインを専門に行うスタッフのことを言います。
※アートデザイナーとは建物や背景デザインなど美術を担当するスタッフの事です。

[GM]
こんにちは。まずはAVAファンのみなさんに自己紹介をお願いします。

[LD]
こんにちは。新爆破ミッション「ASLAN」を製作したレベルデザイナーです。
みなさんにこうしてお話ができる事をとても光栄に思います。

[AD]
こんにちは。「ASLAN」の美術を担当したアートデザイナーです。
視覚的な部分でみなさんに楽しんでいただけるよう今回も一生懸命制作しました。

[GM]
さっそくですが「ASLAN」を企画された意図とマップの特徴を教えて下さい。

[AD]
「ASALN」の企画が始まったのが2011年の秋で、当初から爆破マップとしてリリースされる事が
決まっていました。当時、すでに市街地を舞台にした爆破マップ「AIRPLANE」「SLIMFOX」の
企画が進んでいましたので、「ASALN」では趣向を変えて、木や草、岩などの自然のオブジェと
人工物が自然に調和したマップにしようというコンセプトになりました。



[LD]
マップの構造的には、従来のマップよりも自由度の高い戦略が採れる作りを目指しました。
それが巧く実現できて、広範囲に散開する遅延戦術や高速での後背攻撃などが可能となっています。



[GM]
マップの構造デザインをしながら、最も難しかった点はどこですか？

[LD]
「ASLAN」は、多様なルートから爆破地点にアクセスできるように設計されていて空爆ポイントも
たくさんあるのですが、ルーティングが自由すぎるあまり戦闘にメリハリが無くなってしまうのでは
ないかという心配がありました。

それを回避するための、メインの交戦ポイントである中央庭園を設けたのですが、
そのあたりの調整が一番難しかったです。



[GM]
マップの美術制作をしながら、最も重視していたポイントはどこですか？

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まず「ASLAN」の企画書にキプロス島とあったので資料を何冊か読んだのですが、
ゲームという制約の中、キプロス島の秋ののどかな田園風景をどう表現するかに心を砕きました。

「AIRPLANE」「SLIMFOX」の舞台が市街地だった事もあって、それらとの対比をどう表現するかも
重視したポイントの一つですね。



[GM]
なぜ秋なんでしょう？

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制作時期が秋だったからですね（笑）

[GM]
背景にあるシナリオを教えて下さい。

[LD]
すでに特設サイトに簡単なストーリーが掲載されるとは思いますが、こんな感じです。

EUI（EU諜報部）は米国の情報機関を通じて、南米から麻薬の原料を大量に入手しようとしている
ロシアのマフィア組織の情報を入手する。



EUIは、これをNRFとの関わりがあると見てすぐに調査を開始するが輸送ルートの特定には至らなかった。

マフィアはFARC（コロンビア革命軍）と現地の麻薬カルテルを隠れ蓑に巧妙にルートを隠ぺいしており、
EU軍上層部は内政干渉による反感からコロンビア政府がNRF側に立つ事を恐れて調査を断念する
命令を下した。



このような状況の中、EUIはブラジルのサン・パウロから南アフリカ経由で地中海を北上し、
キプロス島に寄港するルートを取る不審な貨物船を発見する。

軍事衛星による追跡と潜入させた諜報員による調査の結果、貨物はロシアンマフィアが手配した
麻薬の原料である事が判明し、それらがエジプト北部とキプロス島方面に分散収容されている
事も明らかになった。



また、エジプト北部の保管場所は一時的な中間保管所に過ぎず、最終的な目的地は、
北キプロス・トルコ共和国の保養地にある高級別荘に偽装されたマフィアのアジトである事が判明した。

中国のビジネスマン向け貸し別荘に偽装されたアジトには、NRFの化学戦研究部門の指示を受けて
マフィアが開発した強力な新型麻薬の製造設備と、原料、製品の保管施設が存在し、
その後の調査でそれらがEU圏への輸出用として生産されている事が判明する。



EU上層部はEU圏内への麻薬の流入を未然に防ぐため、すぐさま参謀長・次官級緊急会議を招集。
軍事作戦の是非が検討された。

麻薬工場がある北キプロス・トルコ共和国 は、EU圏とトルコの緩衝地帯とするため、
過去に米国とNATOが密約をもって承認した国家であり、そこに軍を派遣する事で地中海方面の緊張を
高めるばかりでなく、EUの同盟国であるトルコを不用意に刺激する可能性が会議最大の焦点となった。



EUIは、トルコ軍に扮した少数の特殊作戦要員を投入して麻薬工場を奇襲攻撃する作戦を立案し、
第2作戦部のレフィク・パーカー少佐をトルコ軍の諜報機関と接触させて派兵への合意を図った。

合意は成立し、EUIとトルコ軍情報部双方が見守る中、第2作戦部の精鋭702チームに出撃命令が下される。

[GM]
マップの重要な戦闘エリアはどこですか？

[LD]
さっきもお話に出ましたが中央庭園です。
このエリアは、第1爆破地点と第2爆破地点へのアクセスに影響を与えるエリアですので、
いかにうまく活用するかで勝敗が分かれると思います。

[GM]
最後に、ファンの方々に一言お願いします。

[LD]
日本では4、5月のリリースになるとの事ですが、自信をもってリリースする爆破マップですので、
連休中は「ASLAN」でお楽しみいただけると嬉しいです。

[GM]
ありがとうございました。

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「Alliance of Valiant Arms」運営チーム
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