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カテゴリ イベント 日付 2010/08/02 閲覧数 2734
タイトル [開発レポート]「LOCK DOWN」デザイナーインタビュー
「Alliance of Valiant Arms」運営チームです。

「Alliance of Valiant Arms」では、2010アップデートトリロジー第2弾としまして
2010年9月1日(水)に新Co-op(協力)ミッションマップ「LOCK DOWN」を実装いたします。

今回は「LOCK DOWN」について、開発元である韓国Redduck社のレベルデザイナーに
インタビューを行いました。



ここではその模様を掲載いたします。

「LOCK DOWN」の開発秘話や攻略法、
さらにコンテンツを楽しむ方法などをインタビューを通じて掘り下げていきたいと思います。

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インタビュアー:ゲームマスター(以下「GM」)
回答者:レベルデザイナー(以下「LD」)

※レベルデザイナーとはマップデザインを専門に行う開発スタッフのことを言います。


GM:
はじめまして、こんにちは。
日本のプレイヤーのみなさんにご挨拶をお願いいたします。

LD:
日本のみなさんこんにちは。今回「LOCK DOWN」を制作したレベルデザイナーです。
海の向こうのみなさんにこういった形でお会いする事ができて大変に嬉しく思います。

GM:
「LOCK DOWN」のコンセプトを教えて下さい。
また、開発のきっかけとなったエピソードなどがありましたら教えて下さい。

LD:
まず最初に、Co-op(協力)ミッション「PrisonBreak -Survival-」(生存モード)を
より面白くした物を作ろうという企画が出されました。

「PrisonBreak 」(生存モード)は十分に楽しいゲームモードではあるのですが、
同じマップ内で延々と全員が死亡するまで戦うというスタイルは状況の変化に乏しく、
プレイしていて疲れてしまいます。

また、新記録を出しても与えられるのは名誉だけですので、
「アイテムを獲得できるなどもっとやりがいを持たせて欲しい」というご意見を
たくさんいただいていました。

そうしたご意見を反映した形で「LOCK DOWN」は作られました。



GM:
なるほど、ゲーム的にメリハリを付けたかったという事ですね。

LD:
そうですね。「PrisonBreak -Escape-」から「DEATH VALLEY」までの開発で確立した
ラウンド制やボス討伐といったシステムを導入してストレスと疲労を減らす事を狙いました。



GM:
一言で言うと「LOCK DOWN」はどんなマップでしょうか?

LD:
「LOCK DOWN」はラウンドが存在する生存ミッションになります。
マップの構造的には閉鎖された巨大な地下監房の一部を再現しています。
またすぐに交戦が始まるように長方形でデザインしています。

合計3個のゲートが存在しますが、特定ラウンドを除いてはその中の2つが開かれて、
そこから感染捕虜が出現します。

そして各ラウンドの最後にボスキャラクターが登場します。



GM:
ボスキャラクターはどんな敵になりますか?

LD:
ボスの名前の先頭には、たとえば「ショットガンで武装した~」というような冠詞がつきます。
さらに「凶悪な~」とか「極悪な~」という名称で強さを視覚的に区別しています。

もちろん「凶悪な」よりも「極悪な」の方が強力です。(笑)



GM:
「LOCK DOWN」が今までの「PrisonBreak」と決定的に異なる点はどこでしょうか?

LD:
やはりエンディングが存在するという点とラウンドで形成されているという点ですね。
また、初心者の方にプレイしていただいきたいので全体的に難易度を落としています。

ただ、上級者の方にもやりがいを感じていただきたいですので、
難易度を「Easy」、「Normal」の他に飛躍的に難易度が高い「Hard」を用意しています。

ただ、色々な問題があって日本でのアップデート時期に「Hard」が実装されるかは
まだ分かりません。もしかしたら「Hard」モードは遅れて実装される可能性があります。

GM:
デザインをしながら最も難しかった点は何ですか?

LD:
ライトユーザーにとって、ゲームは見た目がシンプルであればあるほど「触ってみよう」
という気になっていただけると思います。

しかし、ゲーム性が単純ではすぐに飽きて辞めてしまいます。
そのため、我々レベルデザイナーは「シンプルでありながら、奥深いゲーム性」を
目指さなければならないと思っています。



GM:
「シンプルで奥深い」というと、ついオセロや囲碁、将棋といった古典ゲームを連想して
しまいますが……。

LD:
うーん、それらはちょっと古典的すぎるかもしれません。(笑)

もっとカジュアルなところで言うと、昔日本で大ブームを巻き起こしたファミコンですね。
もちろん私はリアルタイムでプレイしてはいませんが、往年のファミコンゲームの中には
シンプルなデザインなのに今のゲームよりも優れたゲーム性をもつものが少なくありません。

GM:
例えばどんなタイトルですか?

LD:
『Super Mario Bros.』や『XEVIOUS』、『The Tower of Druaga』をはじめ、
私が好きだったのは、えーと、なんというタイトルでしたでしょうか。
タンクに乗って戦うゲームです。

―この間、10分程あれでもない、これでもないと悩む―

GM:
『バトルシティ』ですか?

LD:
それです! 『バトルシティ』は一見シンプルな対戦ゲームですが、
きちんと世界観が作られ、敵のタンクを破壊する面白さ、司令部を守る戦略性、
キャラの成長やマップカスタムなど、たくさんの面白さが詰まっていたと思います。


「バトルシティ」
© 1980 1985 NAMCO LTD. ALL RIGHTS RESERVED
© 2007 NAMCO BANDAI Holdings Inc. All rights reserved.
© 2010 Nintendo.

GM:
「LOCK DOWN」のシナリオを簡単に説明して下さい。

LD:
シナリオの時期は「PrisonBreak2」が終了したあたりです。
一連の化学兵器によるアウトブレイク事件を調査したEU諜報部は「治療」のため、
感染捕虜を事件が発生したコンスタンチャ陸軍病院からべロスラフ要塞内の陸軍病院に
捕虜を移送します。

その途中で、襲撃を受け、護送中の捕虜は忽然と消えてしまいます。

事件を追ったEU軍諜報部は、ラドヴァン・ムラヂッチ中佐が司令官を務めるトゥレビネの
補給基地にエージェントを潜入させます。

実はラドヴァン・ムラヂッチ中佐はEU軍人ながらも旧ユーゴスラビアの再興を画策する人物で、
化学兵器と研究資料を海外の企業に売りつける事でその資金を得ようとしていました。

潜入した4人のエージェントの正体はムラヂッチ中佐に看過され、
彼らは出口の無い地下牢獄に監禁されてしまう。というストーリーです。



GM:
最後に日本の「AVA」プレイヤーの方々に一言お願いします。

LD:
「Easy」と「Normal」モードはそれほど難しくはありませんので、
まずは友達を誘って気軽に遊んでみて下さい。「Hard」は攻略の難しさを楽しんで下さい。

これからもがんばって面白いマップをデザインをして参りますので応援を宜しくお願いします。

GM:
本日は大変お忙しい中ありがとうございました。

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